コアドリルの特徴や使い方は?おすすめのメーカー6選!

コアドリルの特徴や使い方は?おすすめのメーカー6選! COLUMN

皆さんはコアドリルの使い方をご存じでしょうか?

コアドリルの中にもドリルの形状や口径のサイズが様々あり、用途によって適したものを選ぶことが重要です。

本記事では、コアドリルの種類や使い方、おすすめのメーカーを6つご紹介していきます。

また、ハンマードリルやホールソーもコアドリルと同じく穴をあけるための工具となりますが、それぞれの違いについても併せてご説明していきますので、ぜひご覧ください!

コアドリルとは?

ハンマードリル、ホールソーとの違いは?

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コアドリルとは、石材やコンクリート、モルタルなどの硬い素材の天井や壁に穴をあける、円筒状の電動工具です。本体と形状やサイズが異なる様々な種類のドリルと組み合わせて使用します。主にエアコンを取り付ける際や、水道管の配管作業などに使われます。

穴を空ける電動工具には、コアドリルの他にも「ハンマードリル」や「ホールソー」というものがありますが、それぞれの違いは下記の通りです。

コアドリル
  • 穴径:約20~300Φ。
  • 用途:鉄筋の切断が可能。
  • 特徴:穴径はやや正確に開けられ、内壁は均一。深い穴をあけられる。
ハンマードリル
  • 穴径:約0~30Φ。
  • 用途:鉄筋やボルトの埋め込みに適している。
  • 特徴:穴の大きさはアバウトで、内壁は不均一。
ホールソー
  • 穴径:約12~180Φ。
  • 用途:木材や樹脂、金属板の穴あけに適している。
  • 特徴:大き目の浅い穴をあけられる。

コアドリルの種類

ドリルのタイプ

ドリルのタイプには、大きく分けて湿式と乾式の2種類があります。

湿式は水でドリルの刃を冷却しながら穴あけを行うため、工具の消耗を防げることができます。しかし、水を使用するということは、階下への水漏れや周囲の電気機器に考慮が必要となります。湿式を使用する際は、水が使用できる環境状態かを事前に確認するようにしましょう!

一方、乾式は水での冷却が不要のため、どこでも使用が可能です!しかし、摩擦熱による工具の消耗が早いのが難点です。また、静電気が発生するため、使用時はゴム手袋を使用するなどの絶縁対策が必要となります。

シャンクの形状

コアドリルを本体に取り付ける部分の軸のことを「シャンク」と呼びます。シャンクの形状には「ストレート」と「SDS」の2種類があります。

ストレートは軸の太さが10mmと13mmの2種類に分かれます。基本的にコアドリル本体は、どちらのサイズも兼用で使用できるようになってはいますが、製品によって兼用ができない場合があるため確認は必要です。また、電動ドリルへの取付けも可能なため、既に電動ドリルは持っているという方はストレートタイプのコアドリルのみの用意ですぐに使用可能です!

一方、SDSは溝がある形状が特徴的です。軸の太さが10mmの「SDSプラス」と18mmの「SDSマックス」の2パターンあります。SDSはマキタの製品で多く見られますが、対応している本体に限りがあるので注意しましょう!こちらのタイプは電動ドリルへの取付けはできません。

ドリルの形状

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コアドリルは穴をあけたい素材によって、刃の形状が異なります。形状は主にALC用・複合材用・振動用・マルチ用があります。

ALC用とはセメントや珪石を主原料とする強度の高いALCパネル用のコアドリルです。中に補強材として金網が組み込まれており、頑丈なALCパネルを削るため、刃が特殊な形状になっています!

複合材用は2つ以上の異なる素材を組み合わせて作られている、頑丈な複合材用のコアドリルです。切断しやすい刃の形状になっています。

振動用はコンクリートやモルタル用のコアドリルです。振動による打撃の機能を利用し、回転の動きと併せて壁を砕きながら穴をあけます。

マルチ用はベニヤ板やサイディング等、様々な素材に対応可能なコアドリルです。マルチ用一つで多くの素材に対応できるため、コスパが高いです!

口径のサイズ

コアドリルの先端部分のサイズは主に約φ25~310mmのものが多く、メーカーから販売されています。

サイズ展開としては、φ170mm以下までは5mm単位で販売されており、φ170mm以上は10~40mm単位となります。

あけたい穴の大きさを確認したうえで、適したコアドリルのサイズを選んでください!

コアドリルの使い方

ハウスB.M マルチ兼用コアドリル MVC65

コンクリートに穴をあける場合の手順をご紹介します。

①本体にカッターを差し込み、カチッと音が鳴るまで回して取り付けます。

②穴をあけたい場所に切粉の飛散を防ぐための集塵パッドをつけ、センターピンの先端を押し当てます。

③カッターが被削材に2~3mm食い込んだら、電源を止めてセンターピンを取り外します。

④カッターを前後に動かし切粉を排出しながら、穴あけを続けます。

⑤穴が貫通したら、抜いて切削片を取り出します。

コアドリルのおすすめメーカー

ミヤナガ

ハンマー用コアビット 25mm

ミヤナガ:ハンマー用コア セット 35 MH35

パワーのある重量型のハンマードリルで、特殊な構造によって振動が伝わりやすくなっており、鉄筋コンクリートの穴あけがスムーズに行えます!

センターピン方式を取り入れているため、穴あけの箇所がずれるといった失敗も起こりにくいでしょう。

有効長 100mm
カッター長 150mm
適合電動機 重量型ハンマードリル

ユニカ

単機能コアドリル E&S 振動用 VCタイプ(ストレートシャンク) 22mm 10,500円

振動と回転を同時に行い、穴あけ箇所を砕きながら削るため、効率よく穴あけ作業を進められます!

口径のサイズはφ22 〜220mm まで豊富に展開されているため、用途に合ったサイズ選びができるでしょう。

シャンクの太さは10mmと13mmのどちらも対応しています。

有効長 135mm
カッター長 235mm
適合電動機 振動ドリル

マキタ

18mm 充電式ハンマドリル HR182DRGXV

コンクリートの穴あけ専用となり、口径のサイズはø18mmまでの穴あけが可能です。

集じんシステムを搭載しており集じん率は約95%以上と、天井の穴あけも切粉の処理が格段に楽になります!

低振動のため、使用後の疲労感も軽減できるでしょう。

サンコーテクノ

オールコアドリル L150シリーズ LS 32mm

シンプルな構造により軽量となっており、女性の方や長時間での作業におすすめです!

切粉の吐き出しをスムーズに行うため、穴あけの作業効率アップを叶えることができます。

サイディングや複合板、木材等の穴あけに幅広く対応しています。

有効長 150mm
カッター長
適合電動機 回転/軽量ハンマードリル

ハウスビーエム

マルチ兼用コアドリル MVBタイプ 35mm【ハウスビーエム】ハウスBM マルチ兼用コアドリル MVBタイプ ボディのみ MVB-50〜VB-55 :MVB-55

新開発のマルチ刃型を採用しており、サイディングや石膏ボード、モルタル等の様々な素材への穴あけに適用するため、マルチに対応が可能です!

穴あけ作業をしていると、つど切断屑の除去が必要になってきますが、ノンビスロック機構を取り入れているため、本体の分解不要で簡単に除去ができます。

また、ラジワンシャンクシステムによって、他サイズのコアドリルへ交換する際も、スロットキーに合わせて時計回りに回すだけの簡単作業となります。

有効長 130mm
カッター長 172mm
適合電動機 電気/振動ドリル

藤原産業

SK11 回転振動コアドリル SKS-65 65mm

振動と回転を同時に伝え、効率よく穴あけを行います!
刃の部分が、振動と回転の力が伝わりやすい形状となっており、よりすばやく作業をすすめることができるでしょう。

ドリルと本体の取付けはワンタッチで完了するため、工具を準備する必要はありません。

有効長 150mm
カッター長
適合電動機 回転/振動ドリル

まとめ

コアドリルはドリルやシャンクの形状によって用途が分かれており、穴をあける素材や周囲の環境によって適したものを選ぶ必要があります。

また、穴をあける工具でもコアドリルやホルソー、ハンマードリルはそれぞれ穴をあけられる大きさや深さが異なることがわかりました。

用途や材質を明確にし、適したコアドリルを選ぶようにしてくださいね。

 

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